2026.04.13
先日、ロースクールの関係で、関学の張洋介先生から、論文集の謹呈を受けました。とても重厚なテーマなので完読前ですが、先ずは「土地所有者の自由と責任」という最終章を拝読し、議論というのはこのように組み立てるのか、ということを学ばせていただきました。村上は直接深くお話ししたことはないのですが「山下末人」先生の影響を強く受けているように思いました。明治期以降からバブル崩壊までの土地所有権に関する議論を鳥瞰していて、とても勉強になりました。
村上も、不動産業者とのお付き合いが多く、不動産について考える機会は多いのですが、とかく土地の「所有権」については、規制が多く開発に注意が必要という認識でいます。先だっても、クライアントが、本社工場敷地として不動産を購入しようと考えているが「こんな三枚に下ろす前の魚のような物を買うのは初めてなので、いろいろアドバイスして欲しい」と相談してきたのが印象的でした。刺身用にさく切りした切り身(開発済み土地)と異なり、生の土地(魚)については「利用権」が複雑なので、専門家のアドバイスが必要というのは至極自然で当然だと思いました。
張先生の鳥瞰を参考にすれば、現代としては、土地は売買の対象(物)として流通する限りは「観念的な所有権」に集中していれば足りるが、エンドユーザーとの関係ではその利用権が問題になって、全く異なる「建築不自由の原則」が表面化してくるのだと思いました。だとすれば「流通」と「利用」の関係を調整するのが「契約不適合(瑕疵担保)責任」であり、この点が不動産売買にとって、重要な問題と位置付けられるのかもなと思いました。
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